東北虎林園
東北虎林園は日本で言う中国版サファリパークです。面積1.47平方キロメートルの園内で放し飼いにされている東北虎を柵の付いているバスに乗り観察する事が出来きます。中には珍しいホワイトタイガーや、寒さで身を寄せ合う無数の虎を見学でき、ここの虎は動物園の虎と違って野生そのものです。運が良ければ、生きた牛やニワトリなどに襲いかかる虎の姿を間近で見る事が出来ます。鶏を放り出すと、一斉にトラが飛び掛り、最初に噛み付いたトラがその鶏を獲物とします。肉を投げ込むと無数の虎が殺到して、獰猛にえさ取り競争をします。本来は絶滅の危機にある東北虎を飼育し、放し飼いにして野生に近い環境を作り出し、再度戻すことを目的として設立された施設ですが、資金面の問題から、いわゆるサファリパーク的な観光施設としても開放しているところです。
車行区と歩行区があり、どちらもそれなりに楽しめます。
車行区に観光バスが入ると、セレモニー的に(余り飛べない)鳥を放って、虎が捕獲する姿が見られ、虎の野性の生活を実感できます。
歩行区では有料で餌(生肉や鳥肉一羽)を網越しに与えるサービスもスリルが満点です。(注意を守れば危険はありません)また、ホワイトタイガーもひとめを引きます。
東北虎とは、シベリアトラ(アムールトラ、朝鮮虎)の中国名で、絶滅の危機に瀕しています。ロシアのシベリア地域に2~3百頭が生息しているらしいが、中国領には20数頭しかいないと見られています。この極寒地域にはトラの餌となる動物が少ないので、オスのトラの行動圏は、1000平方キロにも及ぶと言われています。
この「東北虎林園」は、東北虎の絶滅を防ぐために、広い土地に放し飼い状態でトラを繁殖している世界最大の施設です。園内には600頭以上のトラがいて、毎年繁殖しているために、2010年には1000頭を超えると見られています。世界最大の東北虎の飼育基地です。